ビーバー活動日誌(15)



平成10年4月25日(土)〜26日(日) 1泊キャンプ 天気:曇り時々雨



 我が隊では久しぶりの1泊キャンプ。行く先は上野毛の世田谷青少年の家。

 どんより曇って今にも雨が降りそうな蒸し暑いあいにくの天気。等々力駅前に集合。今回のキャンプはスカウト達だけで、両親はお留守番。というわけで、親と離れてのはじめてのお泊まりという子もいて、やや不安顔も。

 みんな集合して、見送りに集まっている両親達にしばしのお別れのあいさつ。さあ出発。元気に旅立つスカウト達に不安顔の親たちの見送る姿、と思いきや結構内心ではしめしめ鬼の居ぬ間に今夜は...という、ふっとした表情が窺える。

 等々力駅を後にして、まずは等々力渓谷へ。ご存じの方もいるかもしれないが、東京の世田谷にあって、こんなに自然が残っているのは不思議なくらい。おまけに今日は湿気が多く、川面にもやが立ちこめて、雰囲気は最高。

 途中で、保存されている横穴式住居跡の説明を受け、歴史のお勉強。等々力不動尊を経由して、夕方近くに目的地の青少年の家に到着。セレモニーに引き続き、注意事項を聞きキャンプの開始。

 青少年の家について少し説明すると、世田谷区の施設だけあって食事はないがシーツ代だけで利用料も一人200円とお得。施設内外とも清潔で、しかも自炊とはいえ屋内の炊事場も屋外のかまどなどの施設もよく整備されていて快適だ。 

 さて、夕飯は自炊でせねば。ビッグとそれ以外の2組に分かれ、分担して食事の支度。ビッグと男性リーダーは外で飯ごう炊飯。はじめてお米を研ぐ者ばかりで、慣れぬ手つきで何とかこなす(そもそもお米を研ぐことすら知らない模様)。薪を運び火をつけると興奮状態。濡れ落ち葉などよけいなものを集めてきてはかまどにくべる者もいる。

 こうして邪魔は入ったものの何とかうまく炊きあがり、食堂へ移動。食堂では、女性リーダーとスカウト達が野菜を切り、ツナサラダとクリームシチューができていた。この後みんなで2個ずつ自分のおにぎりを思い思いに作った。

 おなかもぺこぺこで、お待ちかねの「いただきま〜す!」。ご飯もシチューも最高!特に飯ごうで炊いたご飯のおいしいこと。久しぶりに食べたが、薪で炊いたご飯は直火だからか本当においしいと再認識。みんなたらふく食べた。キャンプに来るとスカウトは普段よりもよく食べる。で、元気に「ごちそうさま!」。

 食後は、ゲームをしたり、女性リーダーによるパネルシアター(写真が暗くて済みません)で楽しく過ごした。お風呂に入りお布団敷いて、「おやすみなさい!」

 と、なかなか順調にはいかないもの。9時には消灯したが、いっこうに寝る気配はない。天気のせいで体力を温存してしまった者、友達とのお泊まりで興奮状態の者、親と離れて少しブルーな気持ちになった者、等々理由は様々だが、寝付けないのは同じ。全員が寝付いたのは夜も随分更けてから。

 翌朝は6時前から起きる者が続出。外は前日同様さえない天気。ただ、うって変わって冷え込む。めげずに近くの上野毛公園で朝のセレモニー。体操、駆け足、そして古墳探検もした。

 朝食は同じ公園で、ホットドッグ(パンにソーセージを挟み、アルミホイールで巻いたものを牛乳パックに入れて火をつけ焼くとでき上がり。)にキュウリ、トマト、牛乳。少し焦げ気味のホットドックを頬張り、気持ちのいい外での朝食。しかし、落ち使いないのはビーバー達の常、食べ終わるのもつかの間「トイレ!ウンチ!」とゆったりする暇はない。早速宿舎に移動。

 多摩川沿いのハイキング、土手での草滑り、の予定が天候悪化により中止になったのは残念だったけれど、室内でゲームをして、大いに楽しみ、名残惜しみつつ宿舎を後にし、一路解散場所の二子多摩川園駅へ。親の顔を見て少し安堵したのかスカウト達は寝不足で疲れもでた様子。

 親と離れてのキャンプはスカウト達にとって大変な自信になったはず。夏のキャンプが楽しみだ。いっそうたくましくなった姿で夏キャンにのぞむことだろう。それに引き替え、リーダーの高齢化?は当然進むわけで、体力との勝負はまだまだ続く。

 それにしても今年のビーバー達は例年になくパワーがあるような気がするのは私だけだろうか。